ローカルコワーキングLAB(以下、ロコラボ)へようこそ。
こんにちは、コワーキング協同組合の伊藤です。
ぼくは2010年5月に日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」を神戸に開設して以来、15年余にわたって自らコワーキングを運営しています。
2016年から、全国および海外のコワーキングスペースをめぐる「コワーキングツアー」を開始、国内外の138ヶ所のコワーキングを訪問。ツアー以外を含めるとその倍のコワーキングとのご縁をいただき、今もその関係は続いています。
2022年からは年に二期、「コワーキングマネージャー養成講座」も開講。
note「カフーツ伊藤のコワーキングマガジンOnline」ではコワーキング関連のブログ記事を2023年11月19日から毎日更新中。
また、毎週、全国各地のコワーキング運営者をゲストに招いてトークセッションする「トーキング・コワーキング」をYouTubeにてライブ配信中。そこからスピンアウトした「トーキング・コワーキング・スタディツアー」も開催しています。
その傍ら、全国各地の産官学民のコワーキングプロジェクトのご相談に応じサポートしています。
それらのカツドウを通じて考えたことがあります。
それは、各地で、日々、コワーキングの運営に取り組んでいる皆さんを、もっとガッツリつなぐことです。
そうして、それぞれの現場で実践していること、体験していること、学んだこと、あるいは課題としていること、そしてその解決策をお互いに共有し、お互いの運営に応用すること、そして各自の理想とするコワーキングの実現と自身のキャリア形成に役立てる、ということです。
それができてはじめて、コワーキングをこの社会に普及させ、定着させ、どのまちにもあって当たり前の施設にすることができる。そう考えています。
そもそもコワーキングとは
コワーキングスペースは、ただの作業場ではありません。
パソコンを広げて黙々と仕事をする場所。Wi-Fiと電源があって、コーヒーが飲めて、静かに作業できる場所。コワーキングスペースと聞いて、多くの方がそういうイメージを持たれていると思います。
でも、それはコワーキングの一面にすぎません。
コワーキングは、人と人をつなぐハブです。
そして、そのつながりから新たな価値を生み出すための仕組みであり、スキームであり、インフラです。
各自が実現したい目標や、解決したい課題を持ち込んで、ときに他者の協力を得て目的を果たす。
スペースそれ自体が目的なのではなく、そこで人がつながることによって生まれる化学反応こそが、コワーキングの本質です。
ぼくはこの16年近く、そういう場面を何度も目の当たりにしてきました。
そこでは、コワーキングが提供することのできる5つの価値が作用しています。
コワーキングの5大価値
コワーキングは、そこに参加する人々に、以下の5つの価値を提供します。これは、2006年頃のまさにコワーキング黎明期に、アメリカ、サンフランシスコのコワーキング運営者たちが集まって制定したものです。
人と人がつながること。
そしてお互いに持っているもの、それは知識だったり情報だったり、あるいは技術だったり、もしくは人的ネットワークだったり、を提供し合うこと。
そうしてコラボを組んで一緒に何かを生み出すこと。それをコミュニティとして持続させること。
その共創・協働関係を維持することによって市民のさまざまなカツドウをサポートし、ローカル経済を駆動し、地域の持続可能性を維持すること。
これがコワーキングの根っこにある考え方です。
場所を貸して利用料をもらう。それだけなら不動産業と変わりません。
コワーキングは、不動産業ではありません。もちろん、その側面は持っています。でも、場所を貸すことで収益を上げることを目的とする不動産業ではありません。それは、スペースは目的ではなく手段だからです。
人と人の間に立ち、つながりを作り、育て、そこから生まれるものを一緒に喜ぶホスピタリティ業です。それがコワーキングの仕事です。
そして、各地のコワーキングで繰り広げられているカツドウ(活動)を8つのテーマに凝縮して表したのが、「コワーキング曼荼羅」です。
コワーキング曼荼羅
コワーキングはIT系やフリーランスのための作業場というイメージがありますが、それはコワーキングの一面でしかありません。実際には、コワーキングはもっと広く、もっと多彩なカツドウの拠点になっています。
それは仕事やビジネスに限らず、大きく8つのテーマに分けられます。それを図に表したものを「コワーキング曼荼羅」と呼んでいます。
仕事場として個人事業者やフリーランサーが利用する。企業に勤める方がリモートワークの拠点にする。
学びの場として学生や社会人がセミナーやワークショップに参加する。
ものづくりの工房として使う。アート作品を制作するアトリエになる。
演劇や音楽、ダンスの練習スタジオがあるコワーキングもあります。
育児中のお母さん、お父さんが子どもを預けて安心して仕事ができる。
メンタルヘルスに課題のある方がセラピストにケアされながら通う。
スポーツジムに併設されたコワーキングで、身体を鍛えたあとに仕事をする。
リモートワーカーが宿泊先のコワーキングを使いながら、長期滞在でその土地の暮らしを楽しむ。
そして、美味しい食事や飲み物を提供することで、また新たなつながりが生まれる。
こうしたさまざまな目的でコワーキングを利用しているうちに、それまでまったく接点のなかった人同士がつながります。
各地のコワーキングで現実に起きていること
【エピソード1】
子ども連れのお母さんたちが集まるうちに、自宅でできるハンドメイドの教室にみんなで参加するようになる。その作品をコワーキングで展示即売する。お母さんたちにホームページの作り方を高専生が教えてあげる。ダンス教室に通う人のライブ告知ページを、フリーランスのウェブデザイナーが制作する。
【エピソード2】
日頃はコワーキングを利用しない農家の奥さんが、サイズが小さいからと農協に買い取ってもらえなかった卵を持ち込んで、「捨てるのはもったいないので何か販売できる方法はないか」と相談に来る。すると即座にマーケッター、ウェブデザイナー、ラッピングアーティストが招集されて、30分もしないうちにオンラインショップの企画が始まる。
これはぼくが空想で書いているのではありません。
コワーキングツアーで日本各地のコワーキングを訪れる中で目にした実際に起きていることです。
ローカルコワーキングは、そのエリアに暮らす人たちのあらゆる課題や相談事が持ち込まれる、まちの「よろず相談室」でもあるのです。そしてそこから、また新しいつながりができ、ビジネスにも発展し、コミュニティが形成されていく。
つまり、そのまちにとって欠かせない存在になっています。
ローカルコワーキングとは
ここで、なぜ「ローカルコワーキングLAB」と呼ぶのかを説明しましょう。
ローカルコワーキングとは、その地域に暮らす人たちのためのコワーキングのことです。
人口50万人、いや30万人、10万人に満たない地方の町。中には人口減少や少子高齢化が進み、空き家や空き店舗が目立ち、町全体の活力が弱まっている地域もあります。
しかし、そんな中でもコワーキングをハブにして人と人がつながり、相互扶助の精神で助け合い、共同体として活力を取り戻している例があります。
それぞれの課題や目的やテーマに関わりしろを作り、お互いに補い合うことでコトを前に進め、ローカル経済に貢献し、サステナブルなまちづくりに力を合わせている。
人と人とのつながりを作り、持続させ、まちのよろず相談室としてワンストップで課題を解決するインフラ。それはある意味、コモンズと言ってもいいかもしれません。
その町に愛着を感じて暮らし、協働関係、共創関係を結んで、いろいろなことに取り組む。そしてそこに閉じこもることなく、地域の外からの人も受け入れて、また新たなつながりを作る。それを継続する。そういう人たちの集合体がローカルコワーキングです。
そういうコワーキングが日本の各地に存在します。
そして、インディー・コワーキングとは
また、そうした「人のつながり」がベースになっているコワーキングのことを、「インディー・コワーキング」とも呼びます。
「インディー」は文字通り「独立系」を意味します。大手資本の傘下にあるチェーン型のコワーキングスペースではなく、各地でコワーキングの可能性、必要性を信じる事業者が個々に立ち上げ運営しているコワーキング、という意味の「インディー」です。
それはまた、大手資本(メジャー)の系列に属さず、独自に制作・流通・プロモーションを行う音楽や映画の表現形態である「インディーズ」にもかけられています。地方の小さな町から育っていき、ついには世界的アーティストになる、例えばOasisのような。ちょっと古いかもしれませんが、そういうイメージです。
そしてインディー・コワーキングには、コワーカー(利用者)もそのコワーキングの運営に直接・間接的に関わる、そうすることでそのコミュニティが維持継続するように協力する、というカルチャーがあります。つまり、お客さんというより「仲間」です。これもまた、コワーキングです。
ただし、
「ローカル」とは、地方や田舎のことだけを意味するのではありません。
都心部であっても、そのエリアに暮らす人たちのためのコワーキングであれば、それは都会の中のローカルコワーキングです。そして、たとえ大都市のド真ん中にあるコワーキングであっても、郊外や地方のコワーキングから学ぶことはあります。
世界のコワーキングのトレンドを見ても、都心から郊外へ、地方へと、その領域は広がっています。それはリモートワークが常態化するにつれて、コミュニティを核とするコワーキングが求められるようになってきていることともシンクロします。
地元にあるコワーキング。
自分たちのまちのコワーキング。
それがローカルコワーキングです。
でも、理想だけでは続かない
ぼくはいま、コワーキングの理想を語りました。「コワーキングの5大価値」、「コワーキング曼荼羅」、ローカルコワーキング、そして、インディー・コワーキング。その世界観に共感してくれる人は少なくありません。
でも、現実の運営は甘くない。
コミュニティを作ると言っても、そもそも人が来ない。来ても続かない。イベントを企画しても集客に苦戦する。SNSで情報発信しても反応がない。収益が安定しない。家賃は毎月かかる。何が正解かわからないまま、手探りで走り続けている。
しかも、ローカルコワーキング運営者の多くは、近くに相談できる相手がいません。同じ課題を抱えている仲間と話す機会もない。ひとりで頑張って、ひとりで悩んで、ひとりで判断している。
気がついたら、燃え尽きていた。そんな話を、ぼくは何人もの運営者から聞いてきました。
理想を持つことは大事です。
でも、理想だけでは維持できません。
日々の運営を支える知恵と情報と方法論が必要です。
そして、それを共有できる仲間が必要です。
ロコラボは、そのためにあります。
ロコラボ / ローカルコワーキングLAB
コワーキングはコミュニティがベースです。そこに集う人によってコワーキングの個性が生まれ、メンバーが入れ替わるたびに姿も変わる。この世に2つと同じコワーキングは存在しません。
だから、お互いに教え合えること、学び合えること、高め合えることが、たくさんあるはずです。
ロコラボは、全国のコワーキングスペース運営者がつながり、互いに学び、実践し、試行錯誤を繰り返し、課題とソリューションを共有し、成果を分け合うことでまた成長する、そのためのオンラインコミュニティです。
従来の「勉強会」の枠組みを超え、コワーキングの開設や運営に関する知見を体系化し、参加者が相互に学び、成長できる「ラボ(研究所)」としての仕組みを目指しています。
ただ見ているだけ、読んでいるだけではなく、自ら手を動かし、口を開き、自分たちのコワーキングをもっとよくするために積極的に関わる。そういう人たちのコミュニティを目指しています。
自分たちのコワーキングに本気な人。自分の仕事に誇りを持って、毎日真剣に取り組んでいる人。そういう人たちが集まれば、互いに刺激を受け、視野が広がり、新しいアイデアが生まれ、やる気が湧いてきます。
地域やコミュニティに意味のある、意義のあるコワーキングを運営するために。
同時に、それを楽しんで、そして誇りを持って、自信を持ってやるために。
ロコラボを、そのためのプラットフォームにしたいと考えています。
ロコラボ3つの約束
1. つながる
全国のコワーキング運営者同士がつながり、情報を共有し、ネットワークを広げます。Discordでいつでも話せる仲間がいます。
2. 学び合う
運営のノウハウ、成功事例、あるいはうまくいかなかった経験。それぞれが持ち寄った知見で、全員のレベルを引き上げていきます。
3. 高め合う
プロとして真剣に向き合っているから、率直にフィードバックし合える。互いに刺激を与え、自分たちのコワーキングを進化させる関係を築きます。
ロコラボは、こんな方のためにあります
✓ 自分たちのコワーキングをもっとよくしたいと本気で考えている方
✓ すでにコワーキングスペースを運営しているがさらにレベルアップを図りたい方
✓ 施設や設備などがあっても運営ノウハウがないので身につけたい方
✓ コワーキングをローカルコミュニティとして地域の活性化に活かしたい方
✓ コワーキングを仕事だけでなく地域住民のあらゆる活動の場にしたい方
✓ 利用者に頼られるコワーキングマネージャーとして自立したい方
✓ コワーキングマネージャーとしてキャリアアップしたい方
✓ 他の運営者の実践やアイデアから刺激を受けたい方
✓ これからコワーキングスペースの開設を考えている方
✓ コミュニティとして育てたいけれど、やり方を模索中の方
✓ 率直に意見を交わせる運営者仲間がほしい方
✓ コワーキングを通じて地域を動かしたい方
✓ コワーキングマネージャーとしてキャリアを築きたい方
✓ コワーキングを活用してサステナブルなまちづくりに貢献したい
✓ コワーキングを関係人口創出のプラットフォームにしたい方
✓ 運営にAIを活用したいけれど、何から始めればいいかわからない方
・・・など
ロコラボではこういうことをします
💬 Discordコミュニティ
ロコラボの日常の拠点。テーマごとに部屋を設け、運営のノウハウから日々の気づき、ちょっとした相談まで、いつでも気軽にやり取りできます。ここに来れば、いつも仲間がいます。
📚 全体勉強会・交流会
コワーキング運営に関わるテーマを毎月設定し、Zoomで開催。コミュニティ形成、マーケティング、収益モデル、AI活用など、実践に直結するテーマを取り上げます。ビデオに撮り、会員だけに限定公開します。
🔒 プラン別勉強会
PLUS・PREMIUMメンバー向けに、より実践的なシェア&アドバイス会を開催。現場で試したことを共有し、互いにフィードバックし合います。
🤖 AIエージェントによるチャットボット(準備中)
1,100本超のnote記事、養成講座のスライド、YouTubeライブの内容をDB化。コワーキング運営の疑問に24時間365日お答えします。
🎯 マンツーマンセッション
PRO・PREMIUMプランでは、伊藤との1対1のオンラインセッション。あなたのスペースの状況に合わせた個別の壁打ちや課題解決の場です。
🚶 コワーキングツアー・スタディツアー
コワーキングツアーは各地のコワーキングスペースをみんなで訪ねる気軽なイベント。リアルに出会い、現地の運営者と交流。メンバーからの「行ってみよう」も大歓迎。PREMIUMプランのスタディツアーは現地での勉強会も開催します。
例えば、全体勉強会では
ロコラボの勉強会では、主にコワーキング運営の主要業務の中から、その時々のトレンドなテーマを設定して開催します。
・進化するコワーキングのトレンドを学ぶ
・各地のコワーキング事例に見る人と人をつなぐ仕組み
・数年先を行く海外のコワーキング事例
・コワーキングにおけるコミュニケーションの方法
・頼りにされるコワーキングマネージャー3つのホスピタリティ
・コワーキングと異業種との協業を考える
・単発で終わらせないイベントテーマの選定
・イベント事例紹介〜各地で実施されたイベントとその効果
・コワーキングが活用できるSNSマーケティングの手法と実例
・コワーキングのブランディング
・ファンマーケティング〜コミュニティとの絆を深めるためのマーケティング手法
・コンテンツマーケティング〜定期的な情報発信の価値と方法
・最強のマーケティングツール「コミュニティ」の活かし方
・デジタルノマドとリモートワークの潮流〜これからの働き方を理解する
・世界のデジタルノマドとローカルコワーキング事情
・ローカルコワーキングによるワーケーションの企画と催行
・コリビングとコワーキングの関係〜移住と移「働」
・関係人口とコワーキング
・地域おこし協力隊とコワーキング
・デスク利用料以外の収益モデル
・運営コストの最適化
・資金調達の手段〜クラウドファンディングや補助金、休眠預金の活用法
・持続可能な運営体制
・AIのコワーキング運営全般への活用
その他
※講義にはZoomを使用します。
※講義内容はビデオに撮り、会員だけに限定公開します。
一緒にやりましょう。
ぼくはこれまでコワーキングを運営しながら、全国各地のコワーキングを訪ね、たくさんの運営者の方々と話をしてきました。
皆さん、それぞれの土地で、それぞれのやり方で、真剣にコワーキングに向き合っています。
この人たちが、もっとつながったら。
互いの知恵と経験を持ち寄ったら。
きっと、お互いにもっと成長し、地域に貢献できるコワーキングが日本中に生まれる。
ロコラボは、それを実践するためのオンラインコミュニティです。
初月度無料です。
ぜひ、あなたもご参加ください。
※ロコラボは経産省の認可法人である「コワーキング協同組合」が運営主体ですが、組合員でなくても参加できます。組合に加入していただけたら嬉しいですが、それはロコラボを体験されてから考えていただければOKです。
参加お申し込みの流れ
1. 申込フォームに記入
下記の参加申込みフォームから、ご希望のプランをお申し込みください。
2. 決済のご案内
お申し込み確認後、メールで決済用のリンクをお送りします。クレジットカード(VISA・Mastercard・JCB・American Express)で決済ください。
※初月度は無料です(PREMIUM除く)。翌月1日から毎月クレジットカードに課金されます。例えば、4月10日にお申し込みの場合、4月中は無料、5月1日から課金開始です。月初めのお申し込みがおトクです。
3. Discordへご招待
決済完了後、Discordコミュニティへの招待リンクをお送りします。すぐに仲間と交流を始められます。
お問い合わせ
ロコラボに関するご質問、不明の点は、以下のフォームにてお問い合わせください。事前のご相談にも対応しています。
折り返し、メールにてお返事いたします。
コワーキング協同組合
〒650-0015 兵庫県神戸市中央区多聞通2−1−17−101(カフーツ内)
TEL.078-599-5809
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